先輩は映画好きですか?
体調崩さないようにたくさん食べてちゃんと寝てくださいね〜
に返信がないまま2ヶ月が経過しようとしている。(返しにくいLINEをしてしまったと送ってから後悔した)
一旦は諦めがつきそうだったのに、今さらまた返信頼みますという気持ちになっている。
(まさか何か映画を観てから私に返信するつもり?)
ずっと忘れられないでいるのは、この街に知り合いがいないからかもしれない。あと最近仕事のミスが多すぎなのもある、かも。話を聞いてほしい。私を責めないで、ただ聞いてほしいのかもしれない。私のことが好きな人が私に元気になって欲しいと思ってくれる状況ってある?
あってほしい。てか普通にタイプだし。また会いて〜
この街に仕事以外の私、本当の私を知っている人がいないせいで私も私のことを忘れてしまいそうである。
人は涙が出そうなときに深く息を吸って吐くのだと知った。昼から出かけようと思ったが、深呼吸も効かなくて、やけに悲しくて泣いていた。
でもちゃんと外に出ることができた。今日は曇りで、歩いていたら少しだけ雨が降ってくることもあった。私の代わりに少しだけ泣いてくれたみたいだった。
無印良品でキャミソールを買いたかったが目当てのものが売り切れだったから諦めた。
他の店を覗いてみたけど、今は靴下とハンカチがセールの季節なのだろうか。
思い立ってジャズ喫茶へ行ってみた。三島由紀夫の「命売ります」を読み進めた。なんだかんだ三島由紀夫の感性はおもしろい。三島由紀夫が生きてた当時、少女だったらガッツリハマってたと思う。
「命売ります」は、私が好きな感じのハードボイルドで、良い。ちょっと村上春樹の「世界の終わりとハードボイルドワンダーランド」にも似てる気がする。読んだことある本が少ないのでこれしか挙げられないけど、もっと他にもあるのかもしれない。
とにかくこういう物語は好みかも。
ジャズ喫茶のマスターがとてもいい人な気がした。少し気持ちが元気になった。来週も行っていいかな。